花粉症に強い家づくり | 東京のリノベーション会社・空間社の事例

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花粉症に強い家づくり

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こんにちは。去年までなんとも無かったのに、ついに花粉症を発症してしまった広報・ナカヤマです。これから憎き花粉症と戦っていくために、住まい分野でできることをまとめてみました。

花粉大国・ニッポン


(↑いまナカヤマはこんな感じ)

「彼を知り、己を知れば百戦殆うからず」ということで、まずは花粉症の原因を調べました。

なぜ、挨拶代わりに「今日は花粉がひどいね」と言われるほど花粉が飛んでいるのでしょうか?

環境省のデータによると、2008年の時点でスギ花粉症の有病率は国民の26.5%。実に日本人の4人に1人以上がスギ花粉症です。10年間で有病率は10%上昇していることから、現在はさらに多くの人が花粉症であることが考えられます。

実に3300万人以上もの人がこの季節、つらい鼻水やくしゃみに苦しめていることを考えると、先進7か国(G7)中で最低水準の労働生産性とも無関係ではないように思えてきます。

また、春先になると一斉にマスクをしだす光景は日本でしか見られない光景です。スギは日本特有の木で、スギ花粉症が問題となっているのは、ほとんど日本だけ。ですので、根本解決をするというなら、海外移住が最も近道です。

そもそも花粉症の原因は”家”だった!?

国土面積の7割が森林面積の日本では、その約4割が人工林。このうちスギ人工林は448万ヘクタールで、森林面積全体の18%を占めています。実に東京ドーム95万8152個分のスギ林が、3300万人以上を苦しめている計算になります。

これだけ多くのスギ人工林がある理由は、農水省による拡大造林政策にあります。戦後の焼け野原から復興するために大量に森林資源が消費され、これを補うために成長が早く、建材としての利用価値が高いスギを大規模に植林したのです。

昭和20年代半ば(1950年代)から昭和40年代半ば(1970年代)にかけては、毎年30万ヘクタール以上の植林が行われ、ピーク時には年間40万ヘクタールを超える植林が実施されました。

そう、スギ花粉がこれだけ飛んでいる原因は「家を建てるため」だったのです。

しかしその後、輸入建材に押される形で大量に植えられたスギが余るようになり、現在の木材自給率は約3割。使用する木材の7割を輸入に頼っています。大量のスギ人工林がきちんと消費されていれば、これほど多くの花粉症患者を生み出さずに済んだかもしれません。

ただし、木材自給率は6年連続で上昇していて、去年発表されたデータによると34.8%。家を建てる際は花粉症を一人でも少なくするために、ぜひ国産の杉材をご使用下さい。

マンションでの花粉対策

築浅のマンションはかなり高気密化が進んでいますが、古い建物の場合は断熱と並んで十分な対策が取られていない場合があります。

リノベーションの際に効果的なのは、開口部を二重サッシにすることでしょう。工期が短くて済むメジャーな製品としてはLIXILの「インプラス」、YKK APの「プラマード」があります。

断熱や防音の観点から言えば、室内と室外の間に空気の層を設けることが重要となるため、単板ガラスであっても、ありとなしとでは効果の差は歴然です。さらに断熱性を上げたい場合には、複層ガラスや真空ガラス、陽射しをカットする金属膜をコーティングしたガラスなどのオプションも選ぶことができます。

さて、気密性が高いことは省エネ性が高いことでもありますが、とはいえ換気をしなければ息が詰まってしまいます。そのためにマンションのベランダ側の壁には必ず吸気口が付いていますが、フィルター無しでは外の花粉を盛大に吸い込むことになってしまいます。工事の際は、花粉除去フィルター付きタイプへの交換をオススメします。

※最近のユニットバスには24時間換気機能がついたモデルも多いですが、換気機能を使う際は必ず吸気口を開けましょう。閉めたままだと排水口から下水管のくさい空気が吸い込まれ、悪臭の原因となります。

これからの小春日和には、窓を開け放して新鮮な空気を取り入れたいものですが、そんなときには「花粉対策網戸」が有効です。通常の網戸と比べて網目が非常に細かく、概ね80%以上の花粉の侵入を防ぐことが出来ます。

室内に侵入してしまった花粉には空気清浄機を使うのが手っ取り早いですが、大きくて置けない場合などには加湿器も有効です。

湿度が高くなることで、空気中を漂っていた微小な花粉の粒子が水分を吸着し、重たくなって床に落ちるためです。あとは花粉が飛散するまえの朝に床をこまめに掃除すると完璧でしょう。

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