【スタッフblog】-北欧のあかり展でヒュッゲな暮らしデザインを体験- | 東京のリノベーション会社・空間社のマガジン

03-5707-2330

MAGAZINE

【スタッフblog】-北欧のあかり展でヒュッゲな暮らしデザインを体験-

今日は電気の日。
1878年(明治11年)に東京・虎ノ門で行われた電信中央局の開業パーティーで、
日本初の電灯(アーク灯)が点灯された記念すべき日です。

初めて電灯が灯されてから現在まで147年が経ち、現在、電気は生活において、なくてはならない存在となりました。
電球や街灯をはじめ、家電やスマートフォンなど、いたるところに電気は使用されています。
現在の住まいの中でも照明はその空間を作り出すデザインの一つ。

お住まいのお話しをしていると「この照明をダイニングに使いたいんです!」などと
使いたい照明をイメージされている方もいらっしゃいます。
その中で北欧の照明はよくお話しに上がるものの1つです。

開催は終了してしまいましたが、日本橋髙島屋S.C.で「北欧のあかり展」が開催されていたので鑑賞してきました。

居心地の良い時間や空間を意味するデンマークの言葉「ヒュッゲ」。
北欧の人々は照明器具やキャンドルの「あかり」をうまく用いながら「ヒュッゲな暮らし」を楽しんでいます。

北欧は白夜や極夜、ブルーアワーなど特異光環境にあります。
四季折々の明暗の中で暗さを受け入れ、楽しみながら必要なところだけにあかりを灯す。
そんな暮らしを礎に生み出された照明デザインが現在も受け継がれています。

北欧と日本では太陽高度や気候風土による環境差も異なり、
更に暮らし方、働き方、文化面なども大きく異なるため、そのまま倣えばよいということではないですが、
近代照明の三原則である
・グレア(眩しさ)を取り除く
・必要な場所に適切に光を導く
・用途や雰囲気作りに応じて、適切な色の光を用いる

これらは日本の住まいにも用いることができそうな項目だなと思います。

展示では、ポール・ヘニングセンのPHランプのグレア・フリー/眩しくない光の構造を断面でカットした実物もあり、とても面白い展示となっていました。

展示では家具と照明のレイアウトがされているブースもあり、空間のイメージもしやすい構成となっていました。

リノベーションの際も主に下記の照明器具をお住まいに使い、空間を作っています。

・天井から吊り下げるタイプの「ペンダントランプ」
 器具の高さが重要なので、コードの長さで調整します。

・床に置く「フロアランプ」
 スタンドタイプとフロアタイプがあり、椅子やソファの横、コーナーに置くことも多いです。

・テーブルに置く「テーブルランプ」
 作業をする場に明るさを補ったり、光を点在させて立体感を生み出す時に使用します。充電式のポーダブルな仕様も増えており、現在は自由度が高い照明でもあります。

・壁付けタイプの「ウォールランプ」
 建築時に備え付ける器具が多く、北欧では紙の軽いランプ、木製のアームで羽根出しできたり、アクセントにもなる照明です。

たくさんの照明とチェアを合わせて体験できる素敵な展示でした。
いくつか紹介させて頂きます。


ポール・ヘニングセン/PHランプ
ペンダントライト、テーブルランプ


ポール・ヘニングセン/PHスノーボール
ペンダントライト


ポール・ヘニングセン/PHアーティチョーク
ペンダントライト


コーア・クリント/
レイアウトイメージ空間


コーア・クリント/
ペンダントライト、テーブルランプ


ハンス・J・ウェグナー/
ペンダントライト、フロアランプ、椅子

暮らし方はみんなそれぞれ。
心地の良いあかりの住まいの参考になると幸いです。
#北欧のあかり展

sakamoto

おすすめの事例