リノベーションで実現。私にしっくりくる住まい | 東京のリノベーション会社・空間社のマガジン

03-5707-2330

MAGAZINE

リノベーションで実現。私にしっくりくる住まい

 みなさんの部屋の家具やインテリアは、どんな場所に置かれていますか? 
きっと、「使っているうちに、定位置が決まってきた」という方も多いはず。
今回は、そんなベスト・ポジションに関するリノベーションのお話です。

000

 主人公は、9年住んだマンションの一室をリノベーションしたUさん。
その動機は「そろそろ設備も古くなったし・・」というもの。
でもせっかくやるなら、と設備を更新するだけの『リフォーム』ではなく、
より「私らしい」住まいにつくり変える『リノベーション』を選択したそうです。

 Uさんの場合、従来の間取りに大きな不満はなく、家具やインテリアの
置き場所は、それぞれを快適に使えるベスト・ポジションが決まっていました。

 ただし、すんなりとは置けていないモノもありました。
たとえば自転車は、玄関を入ってすぐの廊下が定位置。
でも以前のU邸では、カーペットを汚さないように、
板を敷いてその上に置くしかありませんでした。

 また、インテリアと内装のミスマッチという問題も。
Uさんはこれまでずっと、自分に合うモノを厳選して
生活に取り入れてきたそうです。でも、引いた目線から部屋を
一枚の絵のように見たとき、どことなく構図の悪さが感じられました。

001
002

 そこでわたしたちは、間取りには大きな変更を加えずに、
いまの持ち物がよりUさんらしく、お部屋にフィットするように
リノベーションプランを考えました。

玄関は、自転車をすんなり置けるようスペースを拡大。
モノトーンの花柄をあしらったフロアタイルは、デザイン関係を仕事にするUさん自らが、
「ネットで見つけて気に入った、アメリカのアイスクリーム屋さんの床」をヒントに
パターンを手がけました。

003

 LDKに関しては、セミクローズだったキッチンを
使い勝手がよく、空間を広く見せるⅡ型のオープンタイプに変更。
腰壁や壁面のタイル、吊り戸棚のデザインなど随所に
Uさんの“私らしさ”が表現されました。

05

005

 キッチン以外では、内装の細かな仕上げで統一感を出すことに注力しました。
たとえば、一箇所だけビビッドな黄色が使われていて少し浮いた印象のあった
クローゼット扉。あえてキーカラーとしてそのまま活かし、洗面室の扉を
鮮やかなブルーに変更することで、空間にコントラストと連続性をもたせました。
窓際天井には、ガス管を加工して造作したハンガーパイプを取り付け、
お気に入りのグリーンが吊り下げられるように。

007

006

 こうして完工を迎えたU邸には、ほとんどの家具・インテリアが元と同じ位置に
収められることとなりました。
そのフィット感の変化は、前後の写真をご覧になってお分かりいただけるでしょう。

 古くなったものに新しい価値をもたらすリノベーション。
U邸は、いまの確立したライフスタイルに合わせて、よりしっくりくるように部屋をつくりかえた好例です。

おすすめの事例