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文化財のお宿は内装もスゴかった・・!
広報のナカヤマです。
「旅行では遊びまわるよりも、いい宿でゆっくりしたい」と思うようになったのは、
ちょっとオトナになった証拠なんでしょうか。
先日、伊豆・湯ヶ島温泉にある旅館「落合楼 村上」に宿泊しました。
その内装があまりにもカッコ良すぎたので、こちらでご紹介いたします。
(携帯画質ですみません)
宿の入口です。落合楼村上の宿としての歴史はとても古く、
143年前の明治七年(1874年)に誕生した「眠雲楼」まで遡ります。
かつて大正時代には川端康成が頻繁に訪れ、
ここで伊豆の踊子執筆の大きなヒントを得たと言われています。
建築物として国指定の文化財に指定されているだけでなく、
客室や階段、宴会場まで個別に文化財となっているそうです。
こちらは、窓から清流を望むモダンなラウンジ。
広い部屋の屋根を支えるため、重厚感ある梁が掛けられています。
6畳ほどの読書室です。
調度品ひとつひとつから、ホンモノの風格がにじみ出ています。
僕が特に目を奪われたのは、窓枠。
こんな手間の掛かりそうなフレームはなかなか見られません。
ガラスも部分的に型ガラスを使い分ける凝りようです。
こちらは廊下の途中に設けられた出窓。組子細工がキレイです。
廊下の照明はよく見るとシェードの形も様々。
緑色のサビをみると、ステーはブロンズ製でしょうか。
シーリング照明もステキです。こんな照明をウチにも・・
と思いましたが、リノベでもしない限りわが家のほうがミスマッチです。
きっと何世代にも渡って大切に手入れをしながら、
時代に合わせた改修を重ねてきたのでしょう。
宿泊中は、これだけ歴史ある建物で、これだけ快適に過ごせることに
ひたすら感動を覚えていました。
「改修で見違えるようにキレイになりました!」というような
“保存”や”復元”とは一線を画す、モノに対する愛情を感じた旅でした。
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