カメラマン的目線で見る、『美しい光のお部屋』 | 東京のリノベーション会社・空間社の事例

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カメラマン的目線で見る、『美しい光のお部屋』

こんにちは、カメラは断固ニコン派の広報・ナカヤマです。
先日撮影にご協力を頂いた最新事例、『世代を超えて』は光の感じがとても美しく、お施主様のインテリアと相まって、「とてもフォトジェニックな空間だな~」と思いながら撮影をしていました。(Wさま、ありがとうございました!!)
ここでは、事例紹介ページでは使われなかった写真を、撮影者目線の解説とともにご紹介します。


リビングにて、三本の柱越しにパチリ。真壁仕様の築40年とは思えない現代的なイメージにリノベーションされていますが、窓の位置やサイズは昔のまま。写真写りのいい家って、自然光の入り方が絶妙なことが多いです。この家は二面採光で、このカットでいうと手前側に大きな窓、右側に中サイズの窓があります。

この光源の配置は、スタジオでライティングを組む時の、定番の”良い光”なんです。被写体に正対するメインのストロボを弱めに、まんべんなく照らして、サイドからのストロボで陰影の強弱をコントロールします。

撮影時は室内照明を落として撮影することが多いですが、これは自然光が最も演色性が高く、素材本来の色が美しく写し取れるから。加えて、自然光、LED、蛍光灯など色温度の異なる光がミックスされると、写真になったときに画面のあちこちで色の違いが生まれてしまうのも理由のひとつです。


こちらは、フリースペースとして設けられた個室。現在はベッドルーム+収納としてお使いになっています。正面からの逆光は、尾を引く影が室内をドラマチックに演出してくれます。この日は曇りだったので光がソフトで、影もぼやけた優しい感じ。

20mmという超広角レンズを使っているので、撮影したままの写真には壁の歪み(湾曲収差)や微妙な傾きが発生します。それを「施工不良だ!」と思われると困るので、一枚一枚Photoshopできっちり修正しています。余談ですが、広角レンズ撮影した豊洲市場の写真を某テレビ局が取り上げて「柱が歪んでいる」と問題視した事件もありました。僕の周辺のカメラマンたちからは「収差じゃん!」と盛大にツッコまれていましたけど……


こちらは、リビングの一角を撮影した一枚。お施主様はDIYの達人で、有孔ボードを壁に貼り付けてディスプレイを制作されていました。隣の棚もDIYでの後付け。スチールラックはパーツの寸法をサイズオーダーで注文して、ピッタリ合うサイズにOSBボードを切り出して、天板としてご使用されていました。「すごい」の一言です。

キッチンをナナメから。注目は壁に貼っている建材。通常は外壁や下地に使う不燃材を使うことで、ちょっとインダストリアルな雰囲気になっています。ステンレスのキッチンもカッコいい!

撮影のとき、気をつけないとあとで後悔するのが「金属」「鏡」「窓ガラス」の光りモノ三兄弟。撮影者や個人情報がバレてしまうものなど、写ってはいけないモノがうっかり写り込んでしまうことは、意外とよくあります。


設計担当者イチオシの洗面台。お施主様が選んだ脚に、実験用シンクとモルタル台を組み合わせてあります。

キッチンや洗面などの”台”を撮影するときにいつも悩んでしまうのが、「見下ろすかどうか」ということ。カメラ内臓の水準器を使って、水平に合わせて撮るのがセオリーと言われていますが、そうするとキッチンの天板や、洗面ボウルが見えなくなってしまいます。カメラの高さを上げて見下ろせばいいのですが、台に垂直方向のパースが付いてしまって全体の形がわかりづらくなる……

そんなジレンマに悩みつつ、このカットでは異なるアングルで2パターンを撮影しています。見下ろしていないカットは事例ページで採用しているので、ぜひ見てみて下さい。

どうすればリノベの魅力が伝わる写真が撮れるか、いつも悩みながら、試しながら撮影をさせていただいています。施工事例をご覧になる際は、ぜひ写真のクォリティにもご注目を!

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