『LUME』ー仕事も暮らしも楽しく快適に。職住一体の住まい | 東京都内近郊のリノベーションを行う空間社の事例

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『LUME』ー仕事も暮らしも楽しく快適に。職住一体の住まい

Sさまファミリーが中古マンションを購入してリノベーションを決めたのは、家族全員がもっと快適に過ごせる場所を作りたいという思いから。映像関係のご職業柄、忙しい日々を送りながらも、家族の時間を大切にしたいと思うご夫婦。長女の小学校入学を目前に購入を決めたのは、1階庭付きの中古マンション物件。ここなら子どもたちの遊び場にも、仕事のスペースにもぴったりだと確信し、すぐに購入を決めたと話します。

最初に希望していたのは、キッチンとリビングダイニングをつなげた一体感のある広々とした空間。しかし壁式構造のマンションであることから間取りを変えることが難しく、当社から提案した5~6案のプランをじっくり検討し、それぞれの良い点や悪い点について時間をかけて話し合いました。

可変性のある間取りと建物の個性を活かしたプラン
今は家族全員が一緒に川の字で寝ているけれど、将来的には3人のお子さまにそれぞれの部屋を与えたいという願いもあり、加えてリビングダイニングを広々と使って、プロジェクターで映画を楽しみたいという最大の希望が。キッチンとリビングダイニングの間には壁を残しつつ、他の部屋を可変的に使えるように設計。キッチンの背面にはバックセットを造作し、残した壁は白塗装をしてプロジェクターを投影できるようにしました。今はご主人さまの書斎として使う玄関に面した男子寝室は、将来長男の部屋へ。青いカーペット敷きの隣の女子寝室は、妻の書斎と長女の勉強部屋として使い、いずれは姉妹の部屋となるよう想定。将来の生活スタイルに合わせて、空間を自由にアレンジできるようにプランしました。

着工前のプランでは、キッチンはLDよりも低い天井高で作り、キッチン壁は躯体現しにすることを希望。床材もLDと変えることでLDからは少し独立した空間にする予定でしたが、解体後に現れた躯体の状態(表情)を見て、キッチン壁はタイル貼り・天井を現しにすることをご提案。天井が高くなり、キッチンとドアの位置を変えることで開放的でリビングダイニングから派生した空間のように仕上げました。壁式構造のため、電気の配線も課題点でしたが、鉄管の見せ方と隠し方を電気職人と相談して工夫。

設備に関しては使いやすさを重視しながら、コスト面と機能性を考慮して選定。素材にはとことんこだわり、「表面的な印象よりも、素材そのものから醸し出される雰囲気が好き」というご夫婦のご希望を優先し、床材には複合フローリングの浮造りのものを採用。これにより、家全体に温かみのある自然な雰囲気がプラスされました。仕上げについては、毎回の打ち合わせでとても迷われていましたが、そのプロセス自体を楽しんでくださっていたのがとても印象的でした。最終的には解体直後の現地打合せにて仕様決定。

完成したのは、庭を介して入る光と影を活かしたLDK。開放的でありつつ、それぞれの用途が分離された心地よい空間。モルタル、漆喰、鉄、無垢、ステンレス、タイルといった素材の融合とそれに反射する光の違いがほどよいバランスを作っています。

お引き渡し後は「休日はどこへも行かず、庭に電飾をつけて外でご飯を食べたり、野菜を植えたり、家族や友人を家に招いて旅行気分を満喫したり。夜子供が寝静まった後にリビングで観る映画も格別です。家がかわると本当に生活が豊かになりますね。」と担当者へ嬉しいメッセージをいただきました。

RENOVATION PLAN

DATA

施工主

川崎市S邸

物件種別

中古マンション

築年数

33年

施工面積

98.96㎡

施工期間

3ヶ月

家族構成

夫婦+子供3人

工事箇所

全面

工事費

1,580万円 ※税設計料別

物件番号

135

MATERIALS

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