『Golden Lily』――時間を忘れるリビング | 東京都内近郊のリノベーションを行う空間社の事例

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『Golden Lily』 ― 時間を忘れるリビング

夫婦二人で立てる多目的キッチン
築浅中古マンションをご購入されたT様は、お料理好きのご夫婦。お二人でキッチンに立つことも多いことから「対面式の大きなステンレスキッチンを中心とした住まい」をご希望されていた。「モルタル・ステンレス・無垢フローリング」など、予め使用したい素材のキーワードが挙げられ「男前で格好いいほうが良いけど辛すぎない」をテーマにプランニングが進められた。築浅でもともと綺麗だった洗面台・浴室は既存のまま利用し、LDKや土間にこだわりを持たせた空間づくりを計画することとなった。

“リビングの顔”となるキッチン背面のアクセントをウォールには、一面にモルタルを塗り、ラフな男らしさを表現している。そこへ造作されたキッチンバックセットは、家事スペース一体型の大きなカウンター式のカップボードと吊り戸式のオープン収納。天板や棚板にはオイル仕上のタモ集成材を使用し、優しさと甘さをプラス。ステンレスキッチンもフロントエプロンにはボーダータイルを使用することで、辛さを調整している。食洗機はご主人のこだわりで、たっぷり洗える海外メーカーのガゲナウのものを採用した。

使い方は発想次第。広い玄関土間
玄関は「自転車を置いたり、懸垂をしたり!ゆとりのある空間」をご希望され、広い土間玄関を計画した。ガス管を使用した懸垂&物干パイプを天井に取付け(リビングにも同じものを設置)、たたきはキッチンと同じマット感のあるグレータイルを使用している。採光がとれない寝室にはガラスブロックを使用し、扉を排除して光と広さを取り込む設計とした。また寝室と廊下を回遊する間取りで、大容量のウォークインクローゼットを設け、ゆとりのある空間を実現した。

仕事柄、工芸品やアートに触れる機会も多く、自然とアートな小物が集まってくるという。木工作家である妹さんの作品や、知り合いの方にいただいたという小物が家のあちらこちらに並び、新しい家になじんでいた。

RENOVATION PLAN

DATA

施工主

豊島区T邸

物件種別

中古マンション

築年数

15年

施工面積

72.40㎡

施工期間

2.0ヶ月

家族構成

夫婦

工事箇所

浴室・洗面を除く 全面

工事費

740万円

物件番号

60

MATERIALS

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