リビングをエンタメ空間に変える、AV機器のススメ | 東京のリノベーション会社・空間社の事例

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リビングをエンタメ空間に変える、AV機器のススメ


リノベーションの施工事例で、意外と語られていないのが、「テレビやオーディオの設置」です。ここでは、この手の話題にめっぽう強いナカヤマがその楽しみ方について解説いたします。

上手く導入しなきゃ損!?な高性能AV

まず踏まえておきたいことは、現代のAV(オーディオ・ビジュアル)機器が、とっても高性能かつ多機能で、値段もこなれてきていること。代表格はスピーカーを鳴らすためのアンプの一種である「AVセンター」で、これ一台あれば、家のどこにいても手元のスマホから音楽を再生したり、ネットラジオやハイレゾファイルを聞いたり、高画質・高音質なブルーレイの音を映画館のようなサラウンドシステムで聴くことができます。

また、テレビの機能の進化も著しく、これまでのようにケーブルテレビやBSチャンネルを契約しなくても、オトクな料金で映画やドラマ、アニメをネット経由で見放題なモデルが出揃っています。

つまり、家の中で楽しむエンタメコンテンツが以前と比べ物にならないほど充実し、しかも安価に導入できちゃう時代なんです。せっかくなら、見た目良く快適に使えるように取り入れたいですよね。

まずは何が必要?


まず最初に選びたいのは、多機能で高画質なテレビ。ひとまずそれさえあれば、ネット上に無限にある映像や音源を楽しめるようになります。

たとえばソニーのX8300Dシリーズは、”アンドロイドテレビ”といって、スマホと同じようにAmazonビデオhuluなど、好きな動画再生アプリを後から追加して、機能をどんどん増やしていくことができます。従来はインターネットコンテンツを再生するためのセットトップボックス(STB)という器械の別途購入が必要でしたが、その機能が無料アプリとして配信されています。

このモデルはこれまでのフルHDよりも約二倍精細な4K液晶パネルを搭載。しかもHDRと呼ばれる、夕焼けなどの「眩しさ」までもリアルに表現できる、スゴイテレビなんです。

気を付けたいのは、4Kテレビを買っても、現在の地上波放送を4K映像で見ることはできない、ということ。東京オリンピックまでに4K放送がスタートする予定なので、そのときに専用のチューナーを買い直さなければいけません。ただ、4K再生はブルーレイが先行していて、「ULTRA HD」に対応するブルーレイプレーヤーを繋げることで、超高精細な映像観ることができます。
X8300Dシリーズは43インチモデルの最安値で10万円前後です(6月9日現在、ナカヤマ調べ)。

——–ピンポイント用語解説——–
Amazonビデオやhulu……ビデオ・オンデマンド(VOD)と呼ばれるオンライン動画視聴サービス。多くは月々定額制で、いつでも好きな映像ソフトが見放題。Amazonビデオはプライム会員であれば、追加で加入することなく、ちょい古映画やアニメが見放題になります。

HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)……夕焼けの写真の太陽を見て、「眩しい!」と感じないのと同じように、テレビで再現できる明るさの幅(ダイナミックレンジ)には限度があります。しかし、近年の直下型LEDバックライトの採用や、エリア制御技術の向上、LED自体の高照度化といった目覚ましい技術進化によってこの幅が広がり、輝度情報を付加した生々しい映像が見られるようになってきました。

工事必須の「サウンド」面

映像を観るためのインフラが整ったら、次はコンテンツをより楽しむために取り入れたい「サウンド」の設備です。
現代のほとんどのテレビは薄型・省スペースデザインを優先して設計されているので、内蔵のスピーカーの音質は大きく制限されているのが実情です。このことが、ニュース番組でアナウンサーの声が聞き取りづらい、二時間の映画で”聴き疲れ”してしまう、などの原因につながっています。

簡単にちょい足しするのであれば、省スペースなサウンドバーを選ぶ手もありますが、せっかくリノベーション工事をするのなら、冒頭に書いた「AVセンター」とスピーカーを設置することをオススメします。

「AVセンター」は、その名前の通り、オーディオ・ビジュアルの中心的な存在で、ゲーム機やブルーレイレコーダー、パソコンなど様々ある再生機器をひとつに束ねて、テレビやプロジェクターに送るセレクター機能を持っています。しかし、メインの機能としては、「いい音を再生する」ための、マルチチャンネルアンプであるといえます。

これは、ブルーレイソフトなどに収録されている高音質なサラウンド音声を、映画館のように座席をぐるりと取り囲むスピーカーで臨場感たっぷりに再生する、ということ。そのため、少なくとも6個以上のスピーカーを接続できるようになっているのです。

このマルチチャンネルアンプ機能は、何も映画を見るときにだけ活躍するものではありません。リノベーションで戸建の二階に広いLDKをつくったこちらの住まいでは、テレビ側の天井左右にスピーカーが2個、ダイニング天井に1個、キッチン天井に1個が取り付けられています。

左右天井にスピーカーを天吊り設置。AV機器はすべて写真左の収納に収められている


——–ピンポイント用語解説——–
・サウンドバー……読んで字のごとく、棒のような別体スピーカー。テレビの下やラックの中に設置するスピーカーで、AVセンターの一部の機能とスピーカーが一体になったものと考えていい。ただし、後からスピーカーを増やすような拡張性はほとんどない。

・マルチチャンネル……前後左右にスピーカーを設置して、それぞれ別な音を再生すること。映画ブルーレイやプレステ4などのマルチチャンネル音声を収録した機器を再生すれば、その世界に浸れます。屋根裏配線で天吊りスピーカーを設置すれば、ケーブルが見えなくてスッキリ。予算が限られる場合には、予めCD管だけ通しておいて、追加設置することもできます。最近は「ドルビーアトモス」といって、上方向のチャンネルにも発展。マニアはスピーカーを12個設置したりもする。

ITU-R(国際電気通信連合 無線通信部門)による、「理想のサラウンドスピーカー配置」。実際にはなかなか無理な設置だし、そもそもサラウンド再生なく、空間再生が目的なら、頑なに守る必要はない


広いリビングならではの、楽しみ方

写真右上にあるのが、キッチン用スピーカー。お料理をしていても、テレビ音声をしっかり聴ける。

リノベーションで、古い間取りを広いLDKに造り替えることが主流になっていますが、このようにスピーカーを各所に設置すれば、LDKのどこにいても、しっかりテレビの音声を聴くことができます。特に、料理中でもテレビを「ながら見」できるのは、奥様にとっては嬉しい機能。テレビだけでなく、ブルートゥース再生機能や、Airplay機能といったワイアレス再生機能で、手元のスマホに入れた音楽を楽しめむことも簡単にできます。

スピーカーをたくさん設置することには、音量を下げてもしっかりと聴ける、というメリットもあります。ステレオのスピーカーで離れた場所から音楽を聴くには大きな音量にしなくてはならず、ときに家の外へ音が漏れてしまうことがあります。しかし、四方を取り囲むようにスピーカーを設置すれば、スピーカー一個あたりの仕事量を減らしても耳に音が届くので、結果的にボリュームを抑えることができるのです。

AVセンターやスピーカーは、もちろん家電量販店で誰でも購入できますが、最大の難点は、見た目良く設置すること。黒くてゴツくて大きなAVセンターは、お世辞にも生活空間に溶け込むデザインではありませんので、前述の住まいではAV機器専用の収納棚を設けて、乱雑になりがちな無線LANルーターなどもすべてその中に設置しています。ちなみに、多くのAVセンターは、テレビとメーカーが違っていても、テレビリモコンで電源やボリュウム操作、入力切り替えを連動させることができますので、収納の扉は基本閉めっぱなしでもOK。同じメーカー同士であれば、さらに高度な機能連携も可能になっています。

リノベーションをするときは、リビングで過ごす時間をもっと楽しくするAVシステムを、ご検討してみてはいかがでしょうか。

——–ピンポイント用語解説——–
・Airplay……家のネットワークに繋がっているアップル機器の映像や音を、テレビやアンプに送れる機能。普段Mac上のiTunesで音楽を再生している人は、再生機器にAVセンターを選ぶだけで、簡単にいい音で楽しむことができる。無線再生もOK

・テレビとAVセンターの連動……基本機能はCECと呼ばれる統一規格で連動するので、昔みたいにいくつものリモコンを駆使する必要はなくなってきている。スマホにAVセンターの操作アプリをインストールすれば、細かい設定なども手元で行える。

パイオニア製AVセンターのコントロールアプリ「i control AV」の画面

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