『BASC GRAY』 ― 飾る、見せる
コレクションをしっかり収め、しっかり見せる
ご夫婦が国内外で集めたセンスのよい雑貨や家具が揃うLDKを中心にリノベーション計画がスタート。ご夫婦の主なご要望は『収納量・使い勝手・デザイン・広がりのあるリビング』。これらの要素を満たすため、造作家具を中心とし、階段をリビングに取り込むプランをご提案した。
S邸の主役とも言えるリビングボードは、カップボードとTVボードが合体したオーダー家具。天板は床材と同じフローリング用いることで、室内の統一感と材料費のコストダウンを実現。塗装色はドアと同色のシックなブルーグレー。ご夫婦の雑貨や食器・家具のコレクションにもマッチしている。
キッチンの白塗装のカップボードも同仕様のオーダー家具。撤去できない構造柱があったため、設計には一工夫。キッチン側は調理家電が機能的に収納できる実用的なカップボードを造作。カウンターと柱を一体化することで生まれるデットスペースを活かし、リビング側には扉付きの収納を組み込み、機能的で大容量の収納を確保した。キッチンは既存のままだが、扉を塗装して取っ手のみを交換。これだけでも雰囲気はかなり変わる。
床材は全てオークの無垢フローリング、そしてLDK内に取り込んだ階段の踏み板も風合いの合うオイル塗装を施した木材を上貼りし、手摺はアイアンのバーにすることで圧迫感を排除した。
DATA
施工主 |
横浜市S邸 |
---|---|
物件種別 |
所有戸建 |
築年数 |
16年 |
施工面積 |
69.00㎡ |
---|---|
施工期間 |
1.0ヶ月 |
家族構成 |
夫婦 |
工事箇所 |
1F全面 |
---|---|
物件番号 |
25 |