『triple』ーフローリングの貼り方にこだわった住まい
築10年の中古マンションとして購入後、約16年ほど住んでから持ち家リノベーションをしたO様。「パーケットフローリング床とVitsœ(ヴィツゥ)の606 ユニバーサル・シェルビング・システムを使用したい」という具体的なご希望のもと、雑誌と当社HPで採用事例を見たことをきっかけに、リノベーションのご相談をいただきました。
マンション購入時に買い揃え、長年愛用してきたセンスの良いアンティーク家具の数々。それらと今回新しく導入するVitsœの壁付け家具が自然と溶け込むよう、落ち着いた色味の床材でトリプルヘリンボーン貼りを採用することに。海外ドラマに出てくるような内装を参考に、イメージが近いモノを当社で探しご提案させていただきました。
間取りでは「日当たりの良い南向きの位置に寝室があり、LDKが閉鎖的だったため、明るく開放的な空間にしたい」というのが一番のご要望でした。もともとの間取りでは北側にあったキッチンを南側へ移動し、開放的なLDKにするために壁付けのキッチンを採用。家電収納とカップボードも同じ壁面に造作することに。かつてキッチンがあった場所には「WIC+ワークスペース」と一体型の主寝室を作りました。
建物の構造上、寝室側にはエアコンを設置できなかったため、リビングと主寝室を隔てる壁に上部開口とし、1台のエアコンでまかなうことに。テレワークの多いご主人のワークスペースを寝室の一角に設けたことで、すっきりとしたリビングを実現できました。
レトロな雰囲気の仕上選び
キッチンの仕上については、イメージ写真を見ながら奥様とご一緒に検討しました。タイルカタログに掲載事例写真に一目惚れされ、テーパーありのタイル色3色をランダムに貼り、扉はシンプルなホワイトに決定しました。
LDKの窓辺に下がる和製ビンテージのミルクガラスペンダントライトは、奥様がご自身で選ばれたもの。「実家にもこういうのがあって、懐かしくて似たものをネットで探したんです。」と話します。
細長い住戸のため対面キッチンは難しく、壁付けのキッチンを採用することになりましたが、「LDKが開放的になって過ごしやすくなりました。キッチンがオープンになるイメージが当初沸いていませんでしたが、ダイニングと一体で使いやすい。リビングの収納は少ないけれど、オープン棚の“見せる収納”に、今まで出していなかった食器や雑貨も飾れて嬉しいです!」と、今のお住まいへの思いをお話しくださいました。
DATA
施工主 |
渋谷区O邸 |
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物件種別 |
マンション(持ち家) |
築年数 |
25年 |
施工面積 |
49.5㎡ |
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施工期間 |
2.5ヶ月 |
家族構成 |
夫婦 |
工事箇所 |
全面(※浴室を除く) |
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工事費 |
800万円 |
物件番号 |
119 |