『HAY』 ― 目線を合わせる
中古戸建×リノベーション
以前は奥様のご実家がある茨城で暮らしていたI様ご夫婦。都心へ通勤しているご主人のため、いずれは都内への転居を考えていたという。第2子を授かり家族構成が決まった事を機にご夫婦はご自分たちで探した戸建中古物件を購入し、空間社へリノベーションの依頼を頂いた。
階段を回遊する間取り
間取りへの希望は「1階はひとつながりのワンルームLDK・土間玄関・キッチンはダイニングテーブルと一体型」。1階は建物中心にある階段を移設したいところであったが、予算内に納めるため既存利用とし、階段を回遊式にリビングとダイニングキッチンをつないだ空間へ改変した。
ダイニングにおいてはキッチンに立った時と座っている時の目線が合うようにしたいというご要望から、段差を設けて高さを調整。調理しながら家族の会話が弾む。インテリア関係の仕事に従事するご夫婦の洗練された家具コーディネートセンスが引き立つ空間となった。
広い土間玄関
モルタル床の広い土間へ変更した玄関には、踏み台に枕木を置いている。日本家屋の面持ちを感じさせる大きな引き戸を開けると、直接リビングへつながり、床に腰を掛けてゆったりと身支度ができる。小さな子供たちの遊び道具やベビーカー・自転車・工具類も土間に収納している。玄関の壁に設けた小窓からは、賑やかなI様ご一家の笑顔が見える。
DATA
施工主 |
練馬区I邸 |
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物件種別 |
中古戸建 |
築年数 |
23年 |
施工面積 |
94.39㎡ |
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施工期間 |
2.0ヶ月 |
家族構成 |
夫婦+子供二人 |
工事箇所 |
全面 |
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工事費 |
1,000万円 |
物件番号 |
54 |