2012.06.24 世田谷区 戸建リノベーション 現場レポート | 東京のリノベーション会社・空間社のマガジン

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2012.06.24 世田谷区 戸建リノベーション 現場レポート

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世田谷区にある築46年の戸建。
羽目板と、部分的にレンガを取り入れた内装、無垢材のフローリング、
ダイニングセットは、ハンス・ウェグナー…
もちろん老朽化は否めませんが、佇まいからして素敵です。

だって、ほらフェンスも、、、↓

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ホルンでしょうか~。
これ一から造るとなると、ちょっとやそっとのご金額では叶わないと思います。

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1LDKと浴室、洗面室、トイレの空間を、
新しく住まわれるIさまご一家に合わせてリノベーション。

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思い切ってLDKの天井を解体して、ロフトをつくりました!
丸太梁は当時のものをそのまま使用しています。

床に大きく空いた四角い穴は…
収納量確保のため、床下収納庫を設置します。

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ロフトに上ってみました。
まだ下地の状態ですね。
もちろん、大人は真っ直ぐに立つことは出来ませんが、
なんだかこういう空間て、子供ココロを思い出してワクワクしますよね…

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今回も、お客さまがDIYで、壁や収納の扉などの塗装に参加されました。
こちらはマグネットウォールペイントの1度塗り目。
(3~4回塗り重ねます。)
さらにこの後、チョークボードペイント(黒板塗装)を塗り重ねました。

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Iさまご家族、土日を使って、子供室の珪藻土塗りも行いました。
あらかじめ珪藻土メーカーの体験会へ参加したとのことですが、
とってもお上手です!

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こちらはキッチンの吊戸棚。
うすーいオリーブグリーンで塗装しています。

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こちらは子供室(女の子ふたりです!)の収納の扉。
かわいいお嬢ちゃんのご希望ですが、
発色のいいピンクが、予想以上にマッチしてます。

もともと壁付けで設置されていた既存の収納家具を利用しています。
年月を重ねた木枠との相性が、いい感じですね。

というわけで、お客さまにも積極的に参加して頂き…完成まで残りわずか。
思いのこもった住まいがまたひとつ完成すると思うと、大変嬉しいです。

asou.

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余談ですが、ピンクの扉を眺めていて、
学生時代から好きな建築家を思い出しました。

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明るい色の壁面が特徴的な住宅や庭園を多く設計したことで知られる、
メキシコの建築家〝ルイス・バラガン〟です。

建築の三大巨匠の一人、ル・コルビジェや、造園家フェルディナン・バックなどから
影響を受け、水面や光を大胆に取り入れた、作品が代表的です。

 

白を基調とする簡素で幾何学的なモダニズム建築が主流だった、
1900年代前半に、メキシコ独自のカラフルな色合いを取り入れ、
国際主義的なモダニズムと地方主義との調和を取った方だそうです。

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このイエローの取り入れ方も素敵…。
なんでしょう、深い木の色味となじみ、しっくりくるんですよねぇ。

地味好みで通っていたわたしですが、
やはり潜在的にカラフルな色を取り入れる願望はあったのかも…と、ここ最近思っています。

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