『SUBWAY』 ― 建物の個性を活かす
風合いを感じられるように
結婚を機に住まい探しから始めたS様ご夫婦。お互いの職場から近く、緑溢れる住環境に惹かれ、空間社の同行内覧で物件購入を決めた。もともとインテリアに関心が高いお二人は「ヴィンテージ感のある建材や小物を使った味のある空間にしたい。またコンリート躯体現しの壁や塗り壁、バルコニー側をモルタルの床にしたい。」と具体的なイメージを湧かせていた。
建物そのものの個性
設備移動がマンション側の規定で不可だったため、水廻りの位置変更は行わないこと、一部解体できない躯体壁があるなど、制約がある中でのリノベーションとなった。
しかし工事が始まり解体してみると、想像以上に状態の良い躯体が姿を現わしたため、当初の計画よりコンリート躯体現しの壁面積を拡張した。物件そのものが持つ個性を活かしながら工事が進められ「広いLDK・家族みんなで使えるWIC・広い土間玄関」とご希望の間取りを実現した。
無いものは自分たちで
ご夫婦は積極的にDIYを挑戦。壁の漆喰やフローリングやドアの塗装は自分たちで行い「大変だったが良い経験になった!」という。またダイニングテーブルもご夫婦による自作で「既製品でこれだけ大きいものは高いし、イメージ通りのものが見つからなかったので、DIYキットをネット購入して作りました。」と話す。お引っ越し後、ハイセンスな家具や雑貨が揃い独特のヴィンテージ感ある空間となった。
DATA
施工主 |
多摩市S邸 |
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物件種別 |
中古マンション |
築年数 |
30年 |
施工面積 |
83.27㎡ |
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施工期間 |
3.0ヶ月 |
家族構成 |
夫婦 |
工事箇所 |
全面 |
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工事費 |
917万円 |
物件番号 |
51 |