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木は知れば知るほど、オモシロイ!


広報のナカヤマです。

フローリングを中心に、厳選した木材製品を手がけるマルホンが、
リビングデザインセンターOZONEにて新製品発表会を開催しました。
木材には明るくないナカヤマが会場で感じた、木の面白さをレポートします。
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まず興味を引いたのは、ヨーロピアンオーク[マスハナ]という新商品。
数千年もの間、土に埋もれて独特の色や表情を醸す”埋れ木”のような
味わいを再現した商品とのことでしたが、ユニークなのはその塗装方法にあります。
なんと、木材そのものが持つタンニン(お茶の渋み成分と同じ)を発色させているそうです。
フローリングの着色といえば、オイルステインなどで外部から行うものだとばかり
思っていたので、そんな方法があるとは知りませんでした。
ヨーロピアンオークは含まれるタンニンが多く、この手法を使った際に
いちばん効果的に色が出せるのだとか。01

他にも、タンニンでの発色に加えて、天然成分で染色した「草木染め」の製品も、
他社では見られない仕上げです。
下の写真はヨーロピアンアッシュ[シコン]という製品で、
ムラサキという植物の根っこ(紫根)で染色したもの。ちょっとかすれたような、独特の風合いです。
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ナカヤマが一番「いいね!」と思ったのはこちらのリングア(床暖対応)。
細かい木目をもつやや黄色みの強い材で、近づいて見ると導管の走り方がおもしろく、
表面にたくさんの細かな模様を形成しています。
調べてみると、花梨(カリン)の兄弟のような種類で、日本に入ってくる量はあまり多くないようです。
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こちらは、フレンチヘリンボーンというフローリングの貼り方。
斜めにカットした木材の木口を併せて、直角や120°に張り上げる方法です。
最近人気のヘリンボーン張りとも異なる、ピシッとした印象を部屋に与えられそうです。
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こちらは、現在研究中という貼り方。
既存の寸法のフローリングに、小さな四角形や長方形の部分を追加しています。
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マルホン担当者のお話では、同社で販売する製品は、合法的で、
かつ森林資源が持続可能な木材だけを仕入れているそう。
日本では馴染みのない話ですが、木材産出国では貴重な森林資源の乱伐や
不法伐採の横行が問題になっているので、社員が世界各地に飛んで、
厳しい目で品質やバックグラウンドを見ているのだそうです。

発表が行われたOZONEの6階には、様々な木材を手にとって吟味できる、
マルホン東京ショールームがあります。
木の様々な豆知識や、住まいに取り入れる際のアドバイスもしてくれるおすすめスポットなので、
フローリングを検討中の方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

マルホン 東京ショールーム

住所:〒163-1006 東京都新宿区西新宿3-7-1
新宿パークタワーリビングデザインセンターOZONE6F
休館日:水曜日(祝日を除く)夏季・年末年始休館日あり
開館時間:10:30~19:00

無印良品 有楽町にて、リノベーションセミナーを開催しました。


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2月19日(日)、無印良品の旗艦店舗、有楽町店にて
『MUJI RENOVATION CLUB【楽しく知る「中古住宅 + リノベーション」vol.16】』
が開催され、満員御礼の大盛況となりました。

これからリノベーションを始めるという方にもわかりやすく、
実用的な情報をお伝えしている本イベントも今回で16回め。

最初に口火を切ったのは、リノベーションの伝道師として最前線を
突っ走るブルースタジオの石井さんによるリノベーション基礎講座。
リノベとは何ぞ? という基本に始まり、暮らしを自分で編集する楽しさ、
ライフプランニングとしての成功例、お勧めの街紹介などなど、
実践にも役立つ情報が盛り沢山でした。
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続いて、リビタの大嶋さんによる、ちょっと深い内容の特別講座。
リノベというと、マンションの例がよく紹介されますが、
今回はあえて戸建に目を向け、マンションと比較した際の
メリットとデメリット、リノベをする上での特性などを解説されました。
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そして、空間社朝倉が登壇。
今回は、八王子市I邸をご紹介。
加えて、様々なキッチンの実例を取り上げました。

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トリは東京テアトルによる「リノまま」で実際にリノベーションを
実践したお施主様のトーク。物件探しでの紆余曲折や、
プランニングで内容を決める際に仕様を迷った体験談、
リノベーション後の生の声に来場のお客さんが聞き入っていました。

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予約がすぐに満員になる大人気の本企画は今後も継続開催されていきます。
最新情報は、リノベーション事例も掲載中のMUJI RENOVATION CLUBのサイトを要チェック!

どう選ぼう? ~実例写真で見るドア・コーディネート~


リノベーションで関心度の高いキーワードのひとつに、「ドア」があります。
国内外、大小様々なメーカーからいろいろな形状・機能をもつドアが販売されている上、
仕上げひとつでイメージが大きく左右する奥の深いパーツでもあります。
さらに、世界でたったひとつのオリジナル仕様を造作することだって可能です。

今日は空間社の施工事例の中から、注目のドアをピックアップ。
部屋全体とクローズアップ写真で、部屋とドアのコーディネートを見ていきましょう。

※空間社では、ドアのみの施工は行っておりません。

●塗装ドアで部屋にアクセントを

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LDKのフローリングには上品な木目のヨーロピアンオーク無垢材を使用。
大容量の真っ白な壁面本棚も相まって、穏やかなイメージの生活空間です。

洗面と廊下へ繋がるドアは、部屋のイメージに合わせつつ、
アクセントになる淡いグリーンとブルーの塗装仕上げに。
このリノベーションでは大きな間取り変更を行っていませんが、
見違えるような印象が部屋に与えられました。

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●”ダサ可愛い”洗面室ドア

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米軍ハウスのような、時代に流されず飽きのこないデザインがお施主様のご要望でした。
床はキッチンも含む一面をパーケットフローリングにして表情を付けつつ、
内装はシンプルに白で統一。アンティークな家具やインテリアが映える仕様です。

洗面、トイレのドアには、あえて昔の賃貸住宅や勝手口に使われるタイプを選択。
メーカー担当者もこのドアを室内に?!と驚くほど珍しい使用例でしたが、
部屋全体を”ダサ可愛い”というイメージで統一するのに一役買っています。

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●木の家 × 木のドア

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木造一戸建ての内、一階リビングを中心にリノベーション。
天井や梁、柱など構造躯体を現しにしたことで、木造ならではの
落ち着いたウッディーな印象となりました。

廊下につながる2枚のドアは、ダークオーク色のオイルで調色して、
全体のカラーを統一しています。
上げ下げ窓はドアの枠と同じ栂材を用いた造作です。

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●コンクリート現しの室内に、DIYエイジング塗装ドア

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建物の素性の良さを活かして、広範囲をコンクリート躯体現しにしたリビング。
元々インテリアに関心の合ったお施主様には、
「ヴィンテージ感のある建材や小物を使った味のある空間にしたい」
とのご希望をお持ちでした。アクセントカラーを用いたドアはお施主様によるDIY塗装。
実はこのエイジング塗装のような表情は
「塗っている最中にムラができてしまったので、思い切って
ムラをもっと出すようにしたら、いい感じになったんです」
という偶然が生み出した作品です。

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●リビングの顔となる、フルハイト造作ドア

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このお部屋は元々南向きで採光は良かったものの、縦長の構造のため既存の間取りでは
北側の部屋がかなり暗くなってしまっていました。そこで、新たに作るベッドルームとの間仕切りに
大きなチェッカーガラスを使った採光窓を制作。その扉にはキッチンカウンターと素材を合わせて、
オールドパインの足場板を貼ったフルハイトの大面積ドアを造作しました。

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●ドアに隠された秘密のキャットスルー

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ご夫婦でお住まいになるヴィンテージマンションを、
「パリのアパルトマンのイメージ」でリノベーション。
工事の途中段階で猫ちゃんの存在が浮上し、ドアを加工してキャットスルーを設けました。
パッと見ではその存在がわかりませんが、ドアの造形の一部が隠し扉のように
両側に開く仕掛けになっています。

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●人には人の、猫には猫の出入り口

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リノベーションのプランニングにあたって、愛猫家ご夫婦ならではのこだわりポイントが、
猫の生活導線をしっかり考えたキャットスルーを設けることでした。
このドアの先にあるのは洗面室で、洗面台の下に猫用トイレが置かれています。
縄張り本能の強い猫は、日がな一日”領地”をパトロールして、危険がないかを確認しています。
特にニオイで「敵にバレやすい」トイレは、入り口の狭いちょっと奥まった場所にあると猫も安心。
このアーチ形は玄関土間の開口部と意匠を合わせていて、住まい全体のデザインを統一させています。

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●まとめ

無限にあるドアの仕様を決めるには、住まい全体のデザインやカラー、
あるいは目的からマッチするものを選んでいく方法が考えられます。
しかし、いちばん大切なのは「好きかどうか」ではないでしょうか。

リノベーションの大きなメリットは、住まいをじぶん仕様に
自由にカスタマイズ出来ること。ご相談いただく際は、
ぜひ「こんな感じが好きなんです」というご意見をたくさんお聞かせください。

素材を深掘り! NY地下鉄の歴史に埋もれた幻の駅


リノベーションでの人気の素材のひとつに、
「サブウェイタイル」があります。
キッチンや洗面、お風呂などの水廻りにぴったりで、
清潔でちょっとレトロなイメージを演出することができます。

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今日はこのサブウェイタイルを深掘り!
その歴史を辿ってみましょう。

113年前、アーツ・アンド・クラフツ運動の芸術家によって誕生

サブウェイタイルのルーツは、1904年に開業したニューヨーク初の地下鉄にあります。
内装のデザインを手掛けたのは当時アーツ・アンド・クラフツ運動の一員だった
芸術家ユニット「ヘインズ&ラファージュ」で、このとき始めてホームや改札階などの
至る所にタイル装飾が採用されました。カラフルなモザイクタイルも多く使われていますが、
ベーシックな白のタイルが住宅用にも取り入れられ、今日に至っています。

建築当時のタイルアートは大切に修理、保存されながら現在も使用されており、
実際にニューヨークの各駅で見ることができます。
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しかし、113年の歴史の中で、
最高傑作とされながらも廃止されてしまった駅もあります。

それが、下のイラストの市庁舎駅(City Hall Station)。
建設当時、アメリカで最も歴史の古いニューヨーク市庁舎の
威厳にそぐうデザインが求められ、スペイン出身の建築家、
ラファエル・グアスタビーノにより設計されました。

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グアスタビーノは1881年の渡米以前はバルセロナでアントニ・ガウディに師事していた人物で、
アメリカ国立自然史博物館、最高裁判所、カーネギー・ホールなど数々の歴史的建築に
参画していながら、建物そのものは他の建築家によるものだったため、
その名前が出ることがほとんどないという不遇の巨匠です。

グアスタビーノの最も大きな功績が、市庁舎駅にも採用された
「グアスタビーノ・タイル(1885年特許取得)」と呼ばれるタイルアーチ構造です。
タイルをアーチやドーム天井の曲面に沿って敷き詰めることで耐火性や堅牢性を高め、
同時に柔軟なデザイン性も獲得しているのが特長。使用するタイルは厚さ25mm以下、
150mm×300mmのサイズに規格化されていました。

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NYの地下にひっそりと眠る名建築

市庁舎駅にはロマネスク・リヴァイバル様式が採用され、ホームや改札階は
色ガラスを使用した採光窓や真鍮のシャンデリアで優雅に装飾されました。
特に、アーチを覆う色とりどりのタイルは多くのニューヨーカーに愛されていたといいます。
しかし、優れたデザインも時代の流れには逆らえず、近くにより便利な路線の駅が完成し
1日の利用者数がわずか600人に落ち込んだこと、ホームの延長工事が難しいことなどを理由に、
1945年12月31日をもって閉鎖されました。
写真は、現在の市庁舎駅(上)と、建設当時の市庁舎駅(下)。
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 現在も一部の電車が通過しているため、当時の面影を残すホームを車窓から眺めることはできます。
しかしシャンデリアの灯りは落とされ、稀に開催される見学ツアーのお客さんが訪れるとき以外は、
薄暗い地下でただひっそりと佇んでいます。

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文化財のお宿は内装もスゴかった・・!


広報のナカヤマです。

「旅行では遊びまわるよりも、いい宿でゆっくりしたい」と思うようになったのは、
ちょっとオトナになった証拠なんでしょうか。

先日、伊豆・湯ヶ島温泉にある旅館「落合楼 村上」に宿泊しました。
その内装があまりにもカッコ良すぎたので、こちらでご紹介いたします。
(携帯画質ですみません)

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宿の入口です。落合楼村上の宿としての歴史はとても古く、
143年前の明治七年(1874年)に誕生した「眠雲楼」まで遡ります。
かつて大正時代には川端康成が頻繁に訪れ、
ここで伊豆の踊子執筆の大きなヒントを得たと言われています。
建築物として国指定の文化財に指定されているだけでなく、
客室や階段、宴会場まで個別に文化財となっているそうです。

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こちらは、窓から清流を望むモダンなラウンジ。
広い部屋の屋根を支えるため、重厚感ある梁が掛けられています。

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6畳ほどの読書室です。
調度品ひとつひとつから、ホンモノの風格がにじみ出ています。
僕が特に目を奪われたのは、窓枠。
こんな手間の掛かりそうなフレームはなかなか見られません。
ガラスも部分的に型ガラスを使い分ける凝りようです。

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こちらは廊下の途中に設けられた出窓。組子細工がキレイです。

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廊下の照明はよく見るとシェードの形も様々。
緑色のサビをみると、ステーはブロンズ製でしょうか。

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シーリング照明もステキです。こんな照明をウチにも・・
と思いましたが、リノベでもしない限りわが家のほうがミスマッチです。

きっと何世代にも渡って大切に手入れをしながら、
時代に合わせた改修を重ねてきたのでしょう。
宿泊中は、これだけ歴史ある建物で、これだけ快適に過ごせることに
ひたすら感動を覚えていました。

「改修で見違えるようにキレイになりました!」というような
“保存”や”復元”とは一線を画す、モノに対する愛情を感じた旅でした。

サンプルづくり


リノベーションの仕事において、地味だけど大切な作業のひとつに、サンプル作りがあります。
まだ現実にはない理想の家をよりしっかりイメージしていただくために、
各部材のサンプルをお見せしながら検討することは欠かせないプロセスです。

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この通り、空間社の打ち合わせルームにはフローリングやタイルなど、
バラエティに富んだ部材がずらり。
販売元にご提供いただくほか、仕上げの違いをお見せしたい場合など
メーカーに用意のないサンプルは、スタッフの手作りになります。

こちらは、うら若きデザイナーたちが寒空の下、
タイル目地のサンプルを作成するある日の光景。

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クォリティに妥協を許さない、ミヤモト監督の鋭い目が光っています。

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まずは板にボンドでタイルを貼り付け、乾燥させた後にタイル目地材をおもむろに乗せます。

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ヘラを使って、まんべんなく目地を埋めていきます。

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最後にタイル表面の目地材を拭き取れば完成!

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白と黒、どちらの目地を入れるかでイメージも
変わってくることがお分かりいただけますでしょうか。

間取りや収納など大きな部分を考えることはもちろん、
こうした細かな部分に使う材料や配色を考えることも、
自分らしい住まいを作る上で大切なポイントなのです。

空間社ものづくり部・オリジナルグッズ試作!


先日、シルクスクリーン体験の様子をお伝えしたMaker’s Baseでは、
様々なハイテクものづくりマシーンも使用することができます。
その中のひとつが、こちらのレーザーカッター。
イラストレーターで作成したファイルがあれば、
科学の刃がその図形の通りに切ったり彫ったりしてくれる、スゴい奴なんです。
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ものの試しに、空間社ロゴのデータを使って
いろんなモノにマーキングを施してみました。
まずは、ナラ、メープル、ウォルナットなどを使った木のコースター。
木の素材では、カットする際にまばゆい光と煙を派手に発します。うーん、近未来。

結果、木材の比重の違いによって彫りの深さや表情にけっこうな違いが現れました。
一番綺麗に彫れたのはウォルナット材。
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続いて、ミヤモト先輩から預かった、スマホケース(私物)。
シリコン素材はレーザーを当てるとどんどん溶け出してくるので、
レーザーの出力や動かすスピードの調整が難しかったです。
最大出力で素早く動かすのが正解のようです。
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もっとも難易度が高かったのが、革。
特に厚い革はレーザーではなかなか切りにくく、
出力を上げすぎても縁がコゲコゲになってしまいます。
試行錯誤を経て、小さな革のタグが完成しました。
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このほかにも、試しにカッティングシートを
貼ったスイッチプレートに装飾と文字を入れてみました。
こちらは後日、エッチングで彫りを入れる予定です。
その様子は次回ご報告します!

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冬季休業のお知らせ


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てんやわんやの大忙しが続いている師走の空間社です。

昨日開催された忘年会は、”食”担当者ハムロの熱い希望でモツ鍋となりました。
普段の忙しさもひととき忘れて、恋バナに若さ自慢に大盛り上がり。
とっても嬉しいニュースの発表も・・

来年、皆様に支えられて空間社は十週年を迎えます。
ひっそりと新企画も進めていますので、どうぞご期待下さい!

陽だまりの撮影会(戸建てリノベーション)


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長年住まわれていたご自宅をリノベーションしたI様の、古くて新しいお住い。
お引越し後数ヶ月が経ち、施工事例の撮影にお邪魔させていただきました。

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写真は、ゲストを呼んでのホームパーティーも楽々できそうな広々した2Fリビングです。
寒い冬でも、たくさんの日差しが差し込むお陰で室内はポカポカ陽気。
愛犬のモモちゃんも気持ちよさそうに日向ぼっこしていました。

しかしリノベーション過程には様々な課題もあったのです・・・
詳しくは今後公開予定の施工事例ページにてお伝えいたします。
乞うご期待!

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心を灯す、素敵な電球コレクション ~2016 Winter~(後編)


4.後藤照明 浪漫球(真空製法)
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希望小売価格:¥920 + 税
●口金:E26 ●定格電圧/消費電力:100V/40W ●寸法:W50φ×H90mm ●明るさ:-

メイドインジャパンにこだわり、職人による伝統的な製法で
照明器具を作り続ける後藤照明の電球。
エジソン電球ではありませんが、小さくぼってりした可愛らしいフォルムは
他にはない魅力です。特に、同社の乳白色のガラスシェードと組み合わせたときに
生み出される、柔らかさと硬さを併せ持つ光の美しさといったらありません。

フィラメントは現代的なタングステンで、明るさも一般的な40W電球そのもの。
小径のクリア球だけあって影をくっきりと落とすので、我が家では
竹シェードの照明器具に取り付けて室内に陰影を演出するのに使っています。

5.only one “Shiphon(サイフォン)”
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希望小売価格:¥5,000 + 税
●口金:E26 ●定格電圧/消費電力:100V/5W ●寸法:W65φ×H145mm ●明るさ:400lm

いまでこそ国内外様々なメーカーから発売されている
エジソン電球型LED電球ですが、こちらが正真正銘の元祖。
「ダサいLEDは終わりにしよう」というキャッチフレーズで商品開発、
クラウドファンディングで資金を募ったところ、162万円の目標資金を
あっという間に達成するばかりか、最終的に1560万円が集まったという
伝説を残した製品です。

「サイフォン」というネーミングには、
「コーヒーを淹れる際、こだわってサイフォン式を選択するように、
LED電球を選ぶときにもこだわって選べるデザインの商品を作りたい」
との開発者の想いが込められています。

その特長はなんといってもフィラメントを模したLEDチップの固定法にあります。
プリント基板にはんだ付けされているのが当たり前だったものを、
白熱電球と同じようなステム構造を採用。よく観察すると発光部は
ガラスの根元部分の径よりも大きく、ボトルシップのような難しい
作り方がされていることを伺わせます。

明るさは400ルーメンとほぼ40W型相当で、十分実用的です。
ただし、すべてのLED電球と同様、赤外線をほとんど発しないため
実際に使ってみると白熱電球のような「肌で感じるじんわりした暖かさ」はなく、
温かい色の光なのにどこかクールな感覚があります。
また、演色性がRa80と白熱電球や高演色タイプのLED電球と比べて劣るため、
食卓に使うとカラフルな野菜の彩りなどは感じにくくなります。

とはいえデザイン、実用に足る光量、安心の国内メーカー製という意味で、
とても優れた商品だと思います。

6.東芝写真電球 引伸用
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希望小売価格:廃番
●口金:E26 ●定格電圧/消費電力:100V/150W ●寸法:W-φ×H-mm ●明るさ:-

かつて東芝電池が製造していた、フィルム写真を印画紙に
焼き付ける引伸機のための電球です。短時間で印画紙に画像を
焼き付けるために150Wとかなり明るい仕様で、ムラのないソフトな
光にするために独特の形状と濃いフロストガラスを採用しています。
ペンダント照明に使ってみると、まるで真昼の日光に照らされているような明るさと色温度。
曇った気分をスカッと晴らしてくれるようなパワフルな灯りです。

●まとめ 消えゆく白熱電球
日本の大手電機メーカーは国の省エネ政策に基づいて、
自主規制として、ほぼすべての家庭向け白熱電球の生産を完了させました。
白熱電球が入手しにくくなるのは寂しい限りですが、一方で明るい話題もあります。

それはLED電球を手がけるメーカー各社が、ただ低発熱・高効率というだけでなく、
人が本能的に心地よく感じる「太陽の光」に一歩でも近づこうと、
演色性の向上やブルーライトを低減させた製品の開発を競っていることです。

電球の原点・エジソン電球が持つ、心を灯すような温かみのある光や個性的なデザイン
の魅力が、これからの時代の照明にも受け継がれていくことを願って止みません。

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