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Kunio Maekawa's Dreaming House 阿佐谷テラスハウス
先日仕事先よりちょっと足を延ばして、杉並成田東にある”阿佐谷テラスハウス”の見学にいってきました。
1958年に完成したこの建物は日本住宅公団によってつくられたもので、今から半世紀前のことです。
この建物を知ったのは雑誌 ”Casa”よりですが、何より関心を持ったのは「阿佐谷」の文字でした。
以前、若い頃阿佐谷に住んでいたよしみでとても懐かしく思え、是非見てみたいと。
もちろん、このテラスハウスの設計者である”大建築家前川國男”にあったことからが源です。
さらに今月新聞誌上に紹介された「奇跡の団地  阿佐谷住宅」なる本(王国社 三浦 展  編著他)が
出版されたことを知ると、なおさら訪れてみたくなったのです。



"Casa"と同じアングルで

阿佐谷住宅の全体像を設計したのは津端修一という方で、
作図手法はフリーハンドで図面を引くことを大切にしていたという。
それは発想や企画などの伸びやかさに通じ、また古びた家や町並みならではの、
暮らしにしっくり馴染む肌合いにもつながるという。


玄関ポーチ前の”風の通り道”の小径との建物の佇まい


二戸の玄関扉。 様々な色、形になっている。


テラスハウス232戸のうちの一棟(4戸)


再開発計画のお知らせの掲示板


樹木診断調査観察木の桜の木と45号棟


訪れた先の環境は未だ緑が多く、建物がそれと良くマッチして、
爽やかな風の通り道としてのアプローチが印象的でした。
築50年以上経過すると、さすがに老朽化による疲弊が現実に見られ、
何事もメインテナンスの大切さが強く感じられた。今でも化粧直しをすれば良い風情が再現するのに。
ただ維持管理費が相当な額になるもので、容易には叶えられないものなのか。
複雑な想いでの建物鑑賞となった。
写真にもあるように、現在、再開発計画が進み全面的に建て替えられるようだ。
これもまた時代の趨勢と思いますが、当時の理念と同じく、新しい理想住宅環境になっていくことでしょう。

Sone.

投稿者 株式会社空間社 (11:12) | PermaLink
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